みけにゃんこの出産・子育てブログ

最近、母になりました。妊娠や出産の日々、そしてただいま継続中の育児生活をゆるゆる書いていけたらと思います。

水中出産をする事になった訳☆

私が水中出産を考えたのは...

 

昔、もう10年くらい前に見たテレビ番組で、外国人の妊婦さんがプールに入って歌って出産するのを見た事があって、出産に「痛い!辛い!!怖い!!、」というイメージがあった私は、「こんな風に産めたらいいなぁ。」とぼんやり思っていた。

 

それがあって、去年テレビで、長谷川潤ちゃんが、ハワイじゃなくて東京で産んだのは、水中出産したかったからっていうのを聞いて、「あ、昔見たヤツだなぁ。東京でできるんだ〜!」と思い出して、妊娠したら水中で産みたいなぁ、とまた思ってたら妊娠したからなんですε-(´∀`; )

 

でも、水中出産をしたい!って、思った事が、大変な妊婦ちゃんライフの始まりでしたσ(^_^;)まず、できる所がかなり少ない!日本で10何ヶ所くらいしかない。やっぱり東京が一番多くて5ヶ所。もっとあるかもだけど、私が調べられたのは↓こんな感じ↓

 

日本赤十字社医療センター(渋谷)

・アクアバースハウス(世田谷・桜丘)

・目白バースハウス(目白)

・松が丘助産院(荻窪)

・育良クリニック(目黒)

 

ネットで調べたら、千葉県・浦安の「おおしおウィメンズクリニック」でもできる、と書いてあったので、実家が近くの私は、「じゃあ、里帰りすればできるじゃん!ラッキー!」と思ってたのに、電話してみたら「ウチでは、やってません。」と言われて、がーん∑(゚Д゚)なんだよー、やっぱり都内か。と、なった。

 

日赤センターと育良クリニックは、値段が高過ぎて、却下。世田谷は、通うのはちょっと遠くて厳しいため、現実的に考えると、目白か荻窪が候補になった。両方、説明会というのをやっていたので、両方とも参加してみる(*^^*)

 

まずは、目白。

「こんにちわー」と入ると、小さな和室に通される。ここが入院部屋にもなる模様。へー、病院とはだいぶ違う。古い旅館に来たみたいだ。お盆にのったお茶とかも、そんな感じ。ウチの他に2組いたけど、結構

混み合った感じになってた。

 

院長の星野さんという人が、入ってきて、自分の経歴から始まり、助産院とは、という話をされる。それから、妊婦生活で気をつけなければならない事、食事、冷やさない、10時前に寝る、目を疲れさせない、散歩をする、というような話。それから、電磁波はとても身体に影響するので、電化製品を使いすぎないという話だった。電磁波?と思ってたけど、携帯やパソコン、電気カーペット、電子レンジを使う時には電磁波が出て、身体の機能、特に脳に悪影響が出て、おかしくなる、という事。意外な話の流れに、ちょっと戸惑うσ(^_^;)

 

印象的だったのは、

・お産は病気ではないから、病院で産まなくてもよいという選択肢がある、という事。

・女性は誰でも、子どもを産む力を持っている。動物で出産に人の手を借りるのは、人間だけ、という事。

・産ませてもらうんじゃなくて、自分が産むんだ!という強い気持ちを持つ事。その為には、10ヶ月かけて、自分の身体をしっかり作っていかなければならないという事。

 

説明会は2時間ほど。なかなか、面白い話を聞けたと思う。

 

 2週間後くらいに、荻窪の松が丘助産院へ説明会に行く。こちらは、2間の続き部屋に通される。ウチの他に、12,3組来てた。人気だね。中には、出産ノートみたいのを作って、先生が言ってる事を端からメモってる人も!熱心だ!

 

こちらも、院長の宋さんという人が、自分の経歴から松が丘助産院とは、という話をスライドを使いながら説明。

こちらでは、食の会というのをしたり、砂糖、みりん、油は一切使わない食事をすると良いなど、かなり食にこだわりのある所のようだった。

この宋さんは、妊婦さんの為の生活やレシピの載った本を何冊も出している人だと、後で知った。最後に、質問の時間があったので、「水中出産に興味があるんですが、やる人の割合はどのくらいですか?」と聞いてみたところ、1割いるかどうか、という事だった。自宅で、無介助で水中出産をした人が昔亡くなったそうで、そこから「水中出産は、危ない!」というイメージになってしまった事もあると思う、との事。

そうなのか〜、とちょっと残念に思ったけど、その後に、院長の宋さんが松が丘助産院での水中出産体験者第1号だという話を聞いて、「羊水から水の中に出てくるっていうのは、赤ちゃんにも負担が少ないし、とてもいい出産方法だと思いますよ」と言ってもらえて、ちょっとうれしかった。

 

こちらでも、冷やさない、早く寝る、目を疲れさせない、散歩をする、リラックスをして過ごすなど、目白と同じような話を聞く。

今まで食べるものにこだわったり、気をつけたりしてこなかった人も妊娠をいい機会ととらえ、食生活を見直しましょう。できるだけ油、塩、小麦、砂糖はとらず、パン食の人はご飯粒を食べよう。ご飯は、油分、塩分ゼロ!という事でした。

 

ちなみに、そこにいた妊婦さんに「便秘がちな人、手を挙げて」と宋さんが言ったら、半数くらいの人が手を挙げた。

「朝何を食べていますか?」という質問には、答えが皆パン食だった。「でしょ!明日からご飯を食べてみてください。便秘はすぐ治りますよ」と言っていたので、ウチは、私ではなく旦那さんが便秘で悩んでいたので、早速朝をご飯食に変えてみた。

そしたら、1週間?2週間?くらいで、だいぶ順調になったそう。

おー、すごい!!

 

2ヶ所のどちらにしようか、かなり悩んだ。

松が丘もよかったけど、食に厳しすぎるのは辛くなりそう、というのと、なんとなく雰囲気がよりよかったかな〜と思ったので、最終的には「目白バースハウス」に行く事にした。

どちらを選んでも、きっとよかったんだろうけど、私はこちらに行く事にして、すごくよかったと思っている(^_^)

 

そして、今まで診てもらっていたクリニックに「水中出産を希望しているので、こちらの助産院に行こうと思っています。

紹介状を書いてもらえますか?」と言ったら、ものすごく怒られた!!やれ、初産なのに何を考えてるんだ、とか、そんな細菌だらけの水の中に自分の子どもを生もうなんて神経が信じられない、とか何かあったら誰が責任とるのか、しっかり聞いておきなさい、とか、死んだらどうするの?とまで言われた。

そ、そこまで言われる事なの!?と思って、怒られながら「ここで産むって選択肢はなくなったな。」と思った。

 

あまりに言われて凹んだので、帰ってから目白バースハウスに電話をする。

「こんな風に言われたんですけど。」と言ったら「あ〜、色々言う人はいると思いますよ。水中出産は、よく知らない先生も反対派の先生も、いらっしゃいますしね〜。

誰か死んじゃったりしたら、助産院は続けられないですよ〜。紹介状書いてもらったら、そこにはもう行かないから大丈夫よ〜。」と笑い飛ばしてくれたので、だいぶホッとしました。そのときに言われて、わからなかった事も聞いたら、その場でパッパと答えてくれて、だいぶ不安は消えました。

 

☆水中出産についての疑問点☆

・水は、消毒とかしてあるの?水の中の細菌は大丈夫?

→水は、普通の水道水を入れる。赤ちゃんは1分以内には取り上げるので、細菌うんぬんの問題はない。出産の時のいきみで出た便が赤ちゃんの口の中に入ったりしたら、問題だけど、そんな事ほとんどない。

 

・出産時、赤ちゃんの頭が出たり入ったりする時の赤ちゃんの呼吸って、大丈夫?

→赤ちゃんは、生まれて泣くまでの呼吸はへその緒を通して呼吸をしているので、水中出産中のプールの中にいる時は、まだ肺呼吸ではないので、大丈夫。

 

・いつプールに入りますか?

→陣痛の痛みがピークになった頃。お湯に入るのは、体力もいるし、のぼせたらいけないので、ずっとは入っていられない。

30分〜最長2時間までしか入らない。

 

・陣痛の痛みは和らぎますか?

→一般的にはそう言われてるが、個人差あり。お風呂が好きな人はリラックスするかも。お風呂が苦手なのに、和痛の為だけにやるのなら、オススメしない、との事。

 

 

こうして、5ヶ月目くらいで、やっと産院を決める事ができました☆産むところが決まってない、って、気持ちがフワフワするというか、やっぱり少し不安だったσ(^_^;)よかったなぁ〜ε-(´∀`; )

 

目白助産院(外観、和室)

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松が丘助産院(外観)

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