みけにゃんこの出産・子育てブログ

最近、母になりました。妊娠や出産の日々、そしてただいま継続中の育児生活をゆるゆる書いていけたらと思います。

助産院と病院。

初めに、妊娠したかも!?と思ってから、どこの病院に行こうかと、家の近くで探した時に、ネットで色々見て、なかなかしっくりこないなぁー、と思っていた。その中で、一件出産したママのアンケートっていうのが、どのママもびっしり「ここにして、よかったです!!」って書いてある助産院があった。私は、アンケートって、ものすごく感じが悪かった所か、感動するくらい良かった所じゃないと、そんなにびっしり書かないよな〜、と思っているので、ここは、本当にいい所なんだろうな、と思って、よし!ここにしよう!って、決めた。


そこは、病院内にある院内助産院だったので、まずはそこの病院に行ってみた。待合は広くてキレイ、全体的に薄いピンクで、静かにオルゴールが流れていた。雑誌もテレビもあって、結構待つんだろうな〜という感じだった。ただ、私が初めて行ったのは、今年の2/14で、雪が降ってた日だったから、その日は30分も待たなかった。


検査薬で陽性反応が出たので来た、というのを伝え、医師の診察を受ける。ずいぶん覇気のない先生で、パソコンしか見てない。そのままボソボソと「そうですね。妊娠は確定してますね。まだ、小さいので何週目かは確定できません。また2週間後に来て下さい。」と。


…え?それだけ?∑(゚Д゚)

ドラマとかで、よくある「おめでとうございます!妊娠○ヶ月です!」とかないんだー。あ、小さい?から?でも、何か妊婦さんて色々気をつける事とかありますよね?薬ダメとかお酒ダメ!とか。しちゃいけない事とか教えてくれないの?どんな風に過ごせばいいの?などなど、私の中ではモヤモヤ感がいっぱいだった。


仕事の日程と、また「小さいから、まだ○週ってわかりません」って言われると困る!職場に言えんわ!という気持ちもあって、1ヶ月くらい経ってから、再度受信しに行く。その少し前に、ぎっくり腰気味になってしまい、妊娠してる事は言ったけど、電気治療をしたので、それも大丈夫か、続けない方がいいのか、聞こうとおもって行った。


そしたら、その日の先生は、かなりのデブい(失礼!)、ちょっとオタみたいな先生で、前の先生と違って、声は大きく、威圧的。まず、「何で前の受診からこんなに時間あいてるんですか?ちゃんと来てもらわないと困ります!」と怒られ、電気治療うんぬんの話をしたら、「は?そんな事されても責任とれませんけど!」とか言われたので、ムカついて「別に、先生に責任とれとか言ってませんけど!( *`ω´)」って、言い返してしまった。この人は火曜の人みたいなので、火曜日は2度と行かねぇよ!!と思った!!


そして、次の週に行ったら、やっと3ヶ月って事もわかって、穏やかなおじいちゃん先生に当たる。ひゃー、3度目の正直だわぁー。と思って、やっとホッとした。


もうその後は、その先生の時しか行かなかったけど、ここの院内助産院は、経産婦(初めてのお産じゃない人。前に子どもを産んだ事がある人。)さんしか受け入れてない、初産の人はダメだ、って事で、他を探して、水中出産したいので、他の助産院へ移ります、って言ったら、しこたまこの先生に怒られた。いつも穏やかだったから、びっくりした!ショックだったなぁ。




その産院をどこにしよう、と調べて行く中で、実は私、助産院で出産はしましたけども、助産院って、産院を調べるまで知らなかった!まぁ、病院みたいな感じでしょ!?と思ってたけど、だいぶ違っていた。なので、その違いを書いてみる。


まず、病院と助産院の違いだけど、助産院は医師がいない。助産師のみ。なので、医療介入ができない。


病院では、陣痛が来なければ、陣痛促進剤を使うし、無痛分娩も麻酔を使ってできる。会陰が裂けそうなら、切開するし、赤ちゃんが出て来ないなら、鉗子で引っ張ったりもする(障害が残るかもしれないうんぬんの同意書を書かされると思うけど)。


そして、万が一出産時に何かあっても、その病院内で対処する事ができる。


助産院では、そういう事はできない。だからこそ、出産までの身体作りに力を注いでいる。私が助産院でしつこくしつこく言われた、身体を冷やさないで!というのも、これとかこれとかは食べないようにして下さい、とかは、病院ではほぼ言われない。


医療が入らないから、赤ちゃんとお母さんの状態が順調で正常でないと、助産院では受け入れてもらえない。例えば、双子、逆子ちゃんだった場合は助産院では産めないのだ!(。-_-。)但し、医者に全く行かないのかというと、そうではなくて、どこの助産院でも必ず嘱託医という提携してる産婦人科がある。妊婦検診の何回かはそちらで診てもらい、ちゃんと助産院で産めるかどうかをチェックしてもらうのだ。


それと、万が一何かあった時に搬送する為の提携病院がある。その二つは、しっかりしてる所があるかを、きちんとチェックする必要がある。嘱託医は、単なる名貸しで産婦人科医じゃないとか、もう引退しそうなおじいちゃんとかじゃないか、とかは調べておいた方がいい!!


現在では、日本で助産院で出産する人は、妊婦さんの1%もいないそう。つまり、周りに妊婦さんのお友達が100人いても、助産院で出産する人は1人いるかいないか、なレベルなんだそう。私は、助産院に実際に行って、すごくそのやり方や雰囲気は気に入ったから、もっと増えて欲しいなぁ、と思った。細々だけど、周りにもオススメして行きたい!向き不向きは、あると思うけど。


病院で、先生に何か聞くのは、忙しそうだし、こんな事聞いていいのかな?みたいな遠慮も緊張もあって、聞きたい事を10個メモしていっても、せいぜい2,3個しか聞けなかった。でも、助産院だと妊婦検診で半分以上話してるから、ついでにこれってどうなるんですか?こういうのはいいんですか?と考えていった質問以上の事が聞けて、すごく安心した。ちなみに、私は助産院での最初の妊婦検診は、話が盛り上がって楽しくなってしまい、3時間くらいかかっていた。でも、それがあって、すごくその助産院や助産師さんへの信頼が厚くなったし、不安もなくなったし、一緒に頑張れる!と感じたから、とてもよかったと思っている。


病院では、分娩室があって、分娩台に仰向けになって、ヒッヒッフーなのが一般的だけど、あれは医者が処置しやすい格好なだけで、本来は、膝立ちとか赤ちゃんが下に落ちる格好の方が自然の体勢だ、というのを聞いて、なるほど〜と思った。実は私は、あの分娩台も怖くて嫌だなーと思っていたので、それに乗らないというのも、すごく良かった!


助産院では、フリースタイル出産というのができる。仰向けがよければそれで、椅子に座っても、四つん這いでも、出産する人が楽な姿勢で赤ちゃんが出やすい格好なら、どんな体勢でもよい、という出産方法だ!


私は、病院が悪くて助産院がよい!と言いたい訳じゃない。病院でも、もちろんフリースタイル出産とか水中出産ができる所もあるし、高齢出産とか何かしら心配する事があっても、病院なら安心できると思うし、それは人それぞれだと思う。初めは、助産院に行ってても逆子が治らなくて、病院で帝王切開になる人だっている。でも、それは必要だったから、そうなった訳で、危険を犯してまで助産院だ、病院だ、とこだわる事はないと思う。お母さんと赤ちゃんが安全に元気に出産を終えられるなら、どちらでもよいと思う。


病院、助産院、それから自宅出産、どれも産む人が気持ちよく安全に産める為の選択肢が色々あるんだなぁ、という事を、今回の出産を通して、学んだ!私は、次こそ、初めに行きたかった助産院で産みたいかも!(*^^*)